2008年05月29日
NHKは広報機関か、情報機関か、報道機関か?
ヤフーのあるブログに、いわゆる「朝日対NHK」の対立となりた問題(具体的には<従軍>慰安婦に関する女性国際戦犯法廷をめぐる問題です。)についての記述がありました。記述に対して疑問を持ちつつコメントしました。コメントのキャッチボールが数回ありました。
一市民が思うNHKに対する今2008年現在の考えが反映されていると思います。少数派の考えかもしれませんが、勤務中に株売買80人、その調査協力拒否1000人と言われても、驚かない人間が日本社会にも(少ないかもしれませんが)いるということを記しておきたいと思います。
(私の方の記述に誤字脱字もありますが類推できると思われますので、手は入れてません。)
―さとし
「ジャーナリズム」の言葉につられて、メディア寸評3と4を読ませてもらいました。
藤田さんが言いたいことが、私には分かりませんでした。
NHKが教育テレビで流した番組内容が問題になったのは、編集が住んだ番組内容を変更したってことに問題があるのだと思います。
担当したNHKディレクターが、上司から編集済みの番組の内容を変更するように求められたと記者会見を開いています。(ビデオニュースドットコムなら、現在でもその記者会見の模様は、確認できるかもしれません)
それが、すべてではないでしょうか。
「神の国」発言などが出てきて、本筋の話が分かりませんでした。
―藤田さん
「さとし」さんへ。 メディア寸評へのコメント、ありがとうございました。 いわゆるNHKの番組改変問題は「編集がすんだ番組内容を変更したってこと」「それが、すべて」とは、私は考えていません。もしそれだけの問題であれば、あれほど政治家や他のメディアを巻き込んだ大騒ぎになるはずがありません。あの番組改変の最大の問題点は有力政治家の介入によって編集済みの番組内容が大幅に変更されたと疑われている点です。NHKや当の政治家たちは介入を否定しましたが、裁判所はNHKの幹部が政治家の意図を慮って番組内容を変更したことを認めています。 「神の国」発言を引き合いに出したのは、NHKと政治の関係を象徴するもう一つの出来事と考えたからです。あのときNHKは自社の記者と「指南メモ」との関わりを否定し、責任のありかをうやむやにしました。そうしたNHKの姿勢は、ジャーナリズムの役割に十分な自覚と責任を持たない点で、番組改変を「問題ない」と主張する立場に共通していると思います。もし、以上の説明でなお不十分であれば、川崎・柴田両氏の本をお読み頂けると疑問は氷解すると思います。 藤田 記
―さとし
事実として政治家の介入があったかどうかは、大きな問題とは思いません。
NHKの幹部が(記者会見をした担当ディレクターに)圧力を加えた事実が多くを物語っているのではないかと思います。
政治家の圧力があった、あるいは忖度したのどちらかであり、黒でなくグレーゾーンであっても、意味するところは同じではないかと考えます。
この問題について、私はもともと疑問をほとんど感じでいないので、氷解もしません。
NHKには、良い番組もあるかもしれませんが、時の権力におもねるNHKがまっとうな報道機関とは私は考えていません。
―ホンマさん
「さとし」さんへ 何時でも何事にも一家言をお持ちの「さとし」さんに伺います。「さとし」さんは4/30のコメントの最後で「NHKがまっとうな報道機関とは考えていません」と書いておられますが、これは正確に言えば「個々の報道の是非は問えるが、報道機関自体は是非を問う対象ではない」という意味ですか。そうではなく別に「まっとうな報道機関」があるとお考ええならば、それはどんなところか教えて頂けませんか。 ホンマ
―さとし
返事が遅れてすいません。
NHKの報道全体に対する私の印象です。(偏っているかもしれませんが、子供の頃から印象・感じ方・捉え方は変わりません)
予定調和的なことしか報道しないこと。
昔話と同じで、最後は「めでたし、めでたし」です。「めでたし、めでたし」で終わらない話題を避けているように感じます。
その原因が、現場の記者の(行き過ぎた)自己規制なのか、デスクやさらに上役となる人の規制なのかは、分かりません。しかし、報じるべき価値がある事象を伝えないと感じます。
具体的に言えば(といっても私はNHKは能動的には見ないのですが)定期化する前の死刑執行を、お昼のテレビニュースで最後に伝えた。ニュースに対する判断が私には理解できません。トップニュースだと思うのですが、死刑の定期化した最近なら、2、3番手のニュースということも考えられますが…。
編成上のことでいえば、「ワーキング・プア」の再々放送が、事前の予定が中止になりなかなか放映されなかったこと。うろ覚えですが、JCJなどが問題だとして取り上げていたと記憶しています。
何もしないでも受信料として、経済的な試練を受けないのもどうかと思います。
私には、NHKは体制(時の政権=保守政党)の太鼓もちのようにしか感じることしかできないのが、率直なところです。
記者クラブに在籍していた頃に、NHKの記者の方にご教示いただいたこともありますが、全体としてはNHKに言論の自由・報道の自由はないと私は考えています。
極端な意見かもしれません。
客観報道なんてことを私は信じていません。「公共放送」というのも独善的です。欺瞞を強く感じます。「民放」と必要以上に差異化する報道をNHKがしているとは私は思っていません。
(客観報道について。森羅万象をそのままに削り取る技術を人間はまだ持ち合わせていません。価値付けする時点で、主観的な方な報道のはずです。問題は、受け手である人たちに、納得してもらえる説得力のある報道が出来るかどうかではないかと考えます。)
(「まっとうな報道機関ではない」とNHKを表現することも、削るか迷ったのですが、つねづねそう思っているので生かしました。)
思いつきで書いたので、言葉足らずなことや言い過ぎの点もあるでしょうが、およそ以上のようなことです。
「個々の報道の是非は問えるが、報道機関自体は是非を問う対象ではない」については、前半部分の意味が分かりません。後半部分の「報道機関自体」っていうことでは、是非は問う対象だと思います。
西山太吉記者の沖縄密約事件の毎日新聞が好例と思います。
「まっとうな報道機関」ってのは、普通の報道機関って程度の意味です。
自主規制をしない、編集をすんだ番組内容について権力者の判断を仰がない(映画「靖国」騒動にも関連しますね)。政権党におもねらない。そういう報道機関という意味で使いました。
放送でいえば、NHK以外の地上波が「まっとうな報道機関」に近いと思っています。
限られた予算と人員の中で、努力をして世の中を報じる組織がまっとうだと思います。
BBCなどの成功例とされる放送局もあります。しかし、巨額な予算と、報道機関の建物の中で勤務中に性行為に励んだり、記者職にある複数の人間が職務中にインサイダー取引に精を出すほど人に余裕がある組織には、大きな違いがあると思います。
◇
あなたのNHKに対する考えや思いは、いかがでしょうか?
この記事を読んでのコメントとともに、あなたのご意見を教えていただけたらと思います。
(了)
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