2015年05月26日

【日本海国特派員協会が今年創設した「報道の自由推進賞」の初年度受賞者】


【日本海国特派員協会が今年創設した「報道の自由推進賞」の初年度受賞者】

The Foreign Correspondents’ Club of Japan
Announcing the First Annual
FCCJ Freedom of the Press AwardsResults
(英語は下記をご覧ください.
See English ⇒http://www.fccj.or.jp/images/election2015/2015.fop.awards-press.release.announcement.eg.jp.pdf.)

※きょう26日付の朝日新聞に載っているので、発表は25日だったのかもしれません。5月3日の「世界報道の自由デー」が引き合いに出されていますが。
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公益社団法人日本外国特派員協会(FCCJ)が報道の自由推進賞の受賞者を発表

「ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じることだ。それ以外のものは広報に過ぎない」
ジョージ・オーウェル

日本では今、報道の自由が脅かされています。世界報道の自由デーの5月3日、日本外国特派員協会(FCCJ)は報道の自由の推進に貢献した記者、媒体そして個人を表彰します。
2015年、国境なき記者団による報道の自由度ランキングで日本の報道の自由度は世界第61位へと後退しました。これは韓国やチリ、セルビアよりも低い評価です。
2012年、日本は同ランキングで世界22位の評価を受けました。日本の報道の自由度が下がった理由として、国境なき記者団は特定秘密保護法が制定されたことで、特に原子力や対米外交に関連した情報の公開度が後退し、もはやそうした情報は日本ではタブー視されるようになったと酷評しています。

このように、政府にとって都合の悪い情報を出させないようにするために、公共性の高い情報を伝える調査報道や、記者の取材源の秘匿などが脅かされています。
そこで日本外国特派員協会(FCCJ)は2015年、報道の自由推進賞を創設し、世界報道の自由の日となる2015年5月3日に、発表しました。

今年の受賞者は以下の通りです。
☆調査報道賞(Japan Investigative Journalism Awards)
=優れた調査報道を通じて報道の自由の推進に貢献したジャーナリストもしくは媒体に贈られます。年一度の表彰です。

●ファクタ
日大のスキャンダルやその他の金融スキャンダルに代表される、日本でタブーとされるテーマに関する継続的かつ質の高い調査報道に対する功績

●朝日新聞 プロメテウスの罠
原発の安全面や業界の隠蔽体質や腐敗に関する継続的かつ長期的な調査報道に対する功績

●ジェイソン・クレンフィールド(ブルームバーグニュース)
KDDIの非正規の壁に挑む丸井美穂氏を取り上げた報道に対する功績。


☆報道功労賞(Lifetime Achievement Award)
=報道の自由および言論の自由の促進に生涯を通じて貢献したジャーナリストまたは人に贈られます。候補者は日本で活動していることを条件とし、該当者がある場合のみ表彰されます。

●ジョン・ミッチェル氏(ジャパン・タイムズほか)
沖縄における枯れ葉剤問題やその他の米軍基地に関連した諸問題に関する一連の報道並びに著作に対して。

☆報道の自由の友(Friend of  the Free  Press)
=日本を拠点として報道の自由を促進する運動に取り組む法律家、活動家、内部告発者などが対象です。年一度の表彰です。

●古賀茂明氏(元経産官僚)
表現の自由を抑圧しようとする政府に対する批判と、東京電力の問題を含む日本の政治や産業界に関する鋭い評論活動に対して。

●中野晃一氏(上智大学教授)
特定の勢力に阿ることなく、また恐れることなくタブーに踏み込み、日本の政治に関する鋭く有益な分析を継続的に行った功績に対して。

●マイケル・ウッドフォード氏(オリンパス前CEO)
社の会計偽装を内部告発し、日本の企業統治により高度な透明性を促した功績に対して

☆年間最優秀出版賞(Publication of the Year)
=出版あるいはウェブ上で公開された、優れた調査報道に対して贈られます。年一度の表彰です。

●東京新聞
原発問題、政治スキャンダル、汚職、報道の自由に関わる継続的、かつ優れた調査報道に対して。

☆殉職した英雄賞(Fallen Hero)
=取材中に殉職したジャーナリストに贈られます。活動拠点は日本の国内外を問いません。該当者がいる場合のみ表彰されます。

●後藤健二氏
シリアで取材中にISIL(イスラム国)に拘束され、安倍首相が「ISILと戦う国のために」数億ドルの支援を約束した数週間後の斬首されたフリーランスジャーナリストです。彼は戦争そのものを報じるのではなく、戦争の悲惨な側面を報じる人道ジャーナリストでした。彼は他のジャーナリストたちが行きたがらない危険な地域をあえて取材することで、中東や他の紛争地帯で何が起きているのかを世界に伝えました。


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お問い合わせは外国特派員協会(FCCJ)まで。
電話:0332113161
(月〜金、10:00-18:00)
Eメール:freepress@fccj.or.jp
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(了)


posted by びとう さとし at 20:01| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道・メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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