2014年02月21日

「八百長議会」「学芸会」 札幌市議会に限らないが…


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◎「八百長議会」「学芸会」 札幌市議会に限らないが…



前鳥取県知事・片山善博さんの講演会をブックレットにした書籍「<自治体改革の検証>Part3 改革は誰にでもできる」(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター)から。講演当時は、現職の知事。

<私は議会の正常化に力を入れてきました。>
<「議会の正常化」とは何を指すかというと、一つは「八百長はやめましょう」ということです。>
<全国の議会は八百長ばかりやってきているのです。それはどういうことかと言うと、議会が始まる前にもう結論を決めているのです。当局側と議会の間で、出した議案を全部通すということに話ができているわけです。議会は全員についてではありませんが、与党的な会派と当局側とがもう交渉を済ませて、本議会ではこれをきちんと通すと決めてから議会を開く。これは八百長そのものなのです。>

<議会というのは議論をするところです。議論をして、行き詰まる。例えば当局側の説明が行き詰まってしまう。矛盾が明らかになる。それから他のいい選択肢が出てくる。>
<最初から結論を決めてしまうと、何を議論しても意味がない。どんな議論をして行き詰まっても、結論はあらかじめ決まっているわけです。そうなると行政当局側はとにかくその時間を過ごせばいい、会期を過ごせば、予定通り最終的には結論を出してくれる、ということになります。そこで、のらりくらりの答弁だったり、その場しのぎだったりで、まともな議論にならないのです。>

<それから、「学芸会をやめましょう」ということも言いました。学芸会というのは、せりふが決まっているのを読み合うということです。>
<議会も同じことを全国でやっているし、やってきたのです。質問ができていて、答えも決まっている。答えを用意するのはいいのですが、その答えを質問する側もあらかじめ知っていて、次なる質問もできている。その二回目の質問にもすでに答弁書ができている。三回目の質問に対しても同様という具合。全部セットされていて、それをお互いに間違わないように読み合う。>

<議会というのは、本当に丁々発止の議論をして、その中からなるほどと思うことがあったら、「わかりました、では考え方を改めます」というような変化があることで初めて、議会の効用が発揮されるわけです。>

<うちの子どもがそのことを聞きつけて「お父さん違うよ」と言いました。「僕達のやる学芸会は読まないよ、せりふは覚えている」と。(笑)>

長く引いたので、著作権侵害になるかもしれませんが、片山さんがしばしば日本の議会について指摘されていることです。
この講演は2005年7月4日に札幌市の北海道大学百年記念会館で開催されました。

国会を見ても、片山さんが指摘する「学芸会」の指摘は、そのままです。いまの日本の国会は、議会に値しない茶番劇だと思います。大きな文字で印字された原稿を議場で読み上げていたり、たまにページを飛ばしてい質問したり、答弁したり…。
国民をコケにするのも大概にしてほしいものです。

自治体議会でも、鳥取県や北海道栗山町などでは改善がされているのでしょうが、札幌市議会や北海道議会を含めて、ほとんどの日本の議会は、改善は見えません。
片山さんが指摘し、嘆くままの体たらくに終始しているのは、多くの方の知るところです。

その茶番劇が、政治不信を生み、政治不信を増幅させて、自治体議会を縁遠いものにしてしまっているのではないでしょうか。
地方自治の関心を深めるのと、議会が本来の機能を果たすのとは、どちらが先に実現するのか。



札幌市議会では、本会議の代表質問などの模様をインターネット中継で確認することができます。

(了)
※記事の事実関係の誤りや誤字脱字などは、コメント欄あるいは下記メールアドレスにてお知らせください。
⇒ bito.satoshi@gmail.com まで。よろしくお願いします。



posted by びとう さとし at 09:07| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 札幌市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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