2013年01月08日

収束宣言に基づき新たな放射性物質もれはないと確約しろ安倍中央政府に迫る「双葉町の道しるべ」 井戸川町長(と町民)の覚悟

収束宣言に基づき新たな放射性物質もれはないと確約しろ安倍中央政府に迫る「双葉町の道しるべ」 井戸川町長(と町民)の覚悟


福島県双葉町は、多くの行政機関と同じく1月4日に仕事始めを迎えました。

福島民友(読売新聞系)が5日にネット配信した記事に
<井戸川町長は同日、埼玉県加須市の町役場埼玉支所での仕事始め式で訓示し、今後の町の在り方の基本方針「双葉町の道しるべ」を発表。>とあります。

その「双葉町の道しるべ」が、双葉町のホームページに7日に公開されています。
全文を下記に引用します。

すごいのは、3つの柱のうちの最後です。
野田佳彦首相が2011年12月16日に、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束宣言をしたのだから、新たな被害(被ばく)は起きないのを約束しなさい―と言っていることです。

原文は、<東京電力及び国は、福島原発事故の収束を宣言したことに基づき、双葉町・町民が原子炉からの新たな放射性物質漏出に脅かされないことを確約する。>です。

収束宣言について取り消せとは言わずに、事故は終わったものと中央政府と東京電力が言うのがその通りならば、新たな事故が起きないのは論を待たないわけだから、きちんと約束しろと迫っているのです。

さらに、放射性物質が東電福島第一原発敷地内に存在する場合は、速やかに撤去しろとも言っています。

存在する場合は、私個人の考えですが、再稼働の旗振りを積極的にしている経済同友会の長谷川代表幹事が経営に当たる武田薬品工業の本社か(日本国内の)工場敷地内で保管してもらうのが、賢明な選択です。あるいは東京電力本社か、経団連・米倉会長の住友化学でも構いませんが。



「双葉町の道しるべ」は本来なら当たり前のはずの次の点についても触れています。
<双葉町・町民、国、福島県、東京電力は福島原発事故の全ての情報を共有します。>


◆「双葉町の道しるべ」全文
<引用はじめ>
双葉町の道しるべ

双葉町の道しるべを申し上げます。

1.双葉町・町民は国、福島県、東京電力と協力し、双葉町民の一日も早いふるさとへの帰還を目指します。
(1)双葉町・町民のふるさとへの帰還にあたっては、人の健康の観点から国、福島県、東京電力と協力し、徹底した放射能の除去に取り組みます。
(2)双葉町・町民がふるさとに帰還するにあたっての放射能除去の目標値は、国際放射能防護委員会(ICRP「2007年勧告」)の示す一般住民の年間積算被ばく線量の上限1ミリシーベルトとします。

2.双葉町・町民は国、福島県、東京電力と協力し、双葉町・町民の一日も早いふるさとへの帰還を目指し、以下の取り組みをします。
(1)双葉町・町民のふるさとと双葉町への帰還の目標を暫定的に30年後とし(汚染物質である放射性セシウムの半減期が約30年であることから、双葉町への帰還居住は暫定的に30年後とする)その期間中、2011年3月11日以前の生活保障に取り組みます。
(2)ここで言う生活保障とは以下のことを指します。
イ.家族の営みや生活を成り立たせる仕事及び住居
ロ.健康な生活、就学、医療の手当てなどが保障される生活環境
ハ.ふるさとを奪われた過酷な状況の中での生活文化の継承

3.双葉町・町民は国、福島県、東京電力と協力し、2011年12月16日に事故の収束が宣言された東京電力福島第一原子力発電所事故について、人の健康の観点から徹底した事実解明に努めます。
(1)双葉町・町民、国、福島県、東京電力は福島原発事故の全ての情報を共有します。
(2)東京電力及び国は、福島原発事故の収束を宣言したことに基づき、双葉町・町民が原子炉からの新たな放射性物質漏出に脅かされないことを確約する。
(3)東京電力及び国は、2011年3月11日より後に漏出した放射性物質が福島原発事故の収束宣言した東電福島第一原発敷地内に存在する場合には、帰還する双葉町・町民の健康の観点から速やかに撤去する。

以上について取り組みます。
 
平成25年(※)1月4日

双葉町長 井戸川 克隆
<引用おわり>
(※平成25年=2013年)

(了)



posted by びとう さとし at 00:00| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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