2012年11月17日

「国民が失望したのは実力不足を正直に認めず失敗を糊塗した」 と飯田泰之駒大准教授





飯田泰之さん(駒沢大学准教授)が、北海道新聞15日付け朝刊に談話を寄せています。
<多くの国民が失望したのは、民主党が実行力の不足を正直に認めず、政策の失敗を糊塗(こと)する姿勢をとったことだ。>
と的確な指摘をしています。

1945年に太平洋戦争(大東亜戦争)に敗れた後、ほぼ自由民主党が政権担当してきたと言えます。
2009年に誕生した民主党政権に、国民は期待を寄せた。と同時に、初めての政権担当に民主党へ向けるまなざしも寛容・温和だったと思う。

飯田さんは
<現実的な政策実行能力がなかったという批判が多いだろうが、それは初めて政権を担当する党である限り避けられないコストだ。>
とコメントしています。

飯田さんの指摘を十分受け止め理解したたうえで、多くの国民は民主党政権の船出を見守っていたと私には思えます。
ただ、初めての政権担当とはいえども、あまりにひどすぎました。
そして、政策の実現の可否より、大切ともいえる誠実さ(説明責任・情報公開)に欠けていた。
きょう16日の放送のBSフジの生放送報道番組「プライムニュース」で、安住淳さんは詭弁・デタラメ発言に終始していました。
きょうに限ると安住さんの発言には、誠実な姿勢は見られませんでした。

勉強不足もひどすぎた。
英国の「影の内閣」を模範(実態としてはサル真似)として、民主党は「次の内閣」を採用した。しかしポーズ・だましに過ぎなかった。

元「やり手政治家」で慶応大教授の片山善博さん(元鳥取県知事・元総務大臣)は、『世界』の2012年10月号で、次のように指摘しています。
<「次の内閣」の閣僚人事がいい加減だったのか、その閣僚たちが研鑽(けんさん)をつまらなかったのか、それとも政権交代を果たしたら人事に別の圧力が加わったのか。本物の閣僚を決めるに当たり「次の内閣」の閣僚たちはほとんど無視されていた。>

片山さんが指摘する3点は、ひとつではなく複数の理由が絡み合ったと考えるのが自然な気もします。

と私の妄想的な読み方では、暗に民主党政権成立時に大きな力を持っていた小沢一郎さんの意向が働いて、次の内閣が機能しなかったと言っているようにも読める。

別記事で簡単に紹介します。中公新書『政権交代』(小林良彰さん=慶応大学教授)
読売新聞系の中央公論新社発行ですが。

(了)





posted by びとう さとし at 00:24| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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