2012年10月23日

竹ケ原啓介さんの明瞭な講演 「環境政策セミナー:持続可能な北海道・日本・世界へ」




先週の10月19日(金曜日)に北海道大学であった催事「環境政策セミナー:持続可能な北海道・日本・世界へ 〜再生可能エネルギーとグリーンエコノミー〜」を覗いてきました。

4人の講演者が30分の講演(プレゼンテーション)を行い、その後で1時間でシンポジウム形式で、近未来のエネルギー政策について提言や示唆を与えてくれました。

講演者した4人は―発表順に―、吉田文和さん(北海道大学 大学院経済学研究科教授)・竹ケ原啓介さん(日本政策投資銀行 環境・CRS部部長)・鈴木亨さん(NPO法人北海道グリーンファンド理事長)・柴田泰邦さん(環境省地球環境局 国際連携課課長補佐)です。

特に、感銘を受けたのは、竹ケ原さんのプレゼンです。
環境ビジネスとファイナンス(金融)の基本を、わかりやすく説明した後、ドイツのFIT(Feed-in Tariff、フィード・イン・タリフ=固定価格買い取り制度)を例に、金融面(キャッシュフローの安定化)から融資が付きやすくなっていること、「太陽光バブル」の懸念があること、大資本が有利なので北海道や九州が「植民地化」して、利益が配当として流出してしまう懸念もあることを示唆しました。

地域特性に応じた連携モデルの重要性を訴えて、1)地域プロジェクトファイナンスの可能性 2)公民連携モデルの確立 3)市民ファンドの重要性 ――が重要だと指摘しました。

地域展開(発展)のためには、リスク分担の必要性を強調し、シンポジウムでは長野県飯田市の先行事例を紹介し、小規模の地元金融機関(信用金庫など)の役者(アクター)としての重要性を主張しました。

鈴木さんと吉田さんの講演も興味深かったです。鈴木さんの明晰さ聡明さは、何度聞いてもすごいなあと思います。



内容の濃かったこの催事・イベントで、残念に思ったのは、開会あいさつをした環境省北海道地方環境事務所の出江俊男所長のいいかげんで失礼なあいさつです。
まあ、部下が用意したあいさつ文を読むだけってのが、よく見られる風景ではあります。しかし、出江所長のあいさつは、下読みを一度もしていないであろうし、心ここにあらずの失礼な原稿読みぶりでした。

東京・霞が関から「北海道くんだり」に飛ばされたとでも思っているのか、夕方からの酒席か週末のことでも考えていたのか、聴衆に失礼な程度といえるあいさつでした。

受付など職員の方は、私には一所懸命働いているように見えました。しかし、冒頭のあいさつで気分を害した聴衆は私だけではなかったのでは…、と思います。

(了)



posted by びとう さとし at 22:31| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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