2012年10月15日

プルトニウムの需給計算 遠藤哲也さんの日本記者クラブでの講演




元原子力委員会委員長代理の遠藤哲也さんが10月4日に、日本記者クラブで講演をしました。記者クラブのホームページで動画を閲覧できます。

遠藤さんは、一橋大学客員教授で、元ウィーン代表部大使。

プルトニウムは、核兵器の原料になります。核兵器は、ヒロシマ・ナガサキのような人類はじめ動植物を大量殺戮する悪魔の兵器です。
ですから、日本政府は「余剰のプルトニウムはもたない」との立場を内外に示して来ました。その仮定を取りつくろうには、プルトニウムのもらう量(供給)と使う量(需要)を同じ量にして、バランス・平衡を取らないといけません。

プルトニウムの供給と需要の計算
遠藤さんは、「雑な計算」とことわった上で語っています。

<供給サイド>
英国(イギリス) 11〜12万トン
フランス     11〜12万トン
日本(現存)      6万トン
六ヶ所(稼働時)   4〜5万トン/年


<需要サイド>
大間原発※1(稼働時)  1・1万トン/年
軽水炉※2     4・8〜7・2万トン/年


※注1 大間原発は、世界で初めてのフルMOX(モックス)です。つまり全量がプルトニウムです。

※注2 軽水炉については1基当たり、年間0・3〜0・4万トンと計算しています。
2010年までの日本政府の方針では、日本にある原発を50何基として、その約3分の1(16〜18基)は「『プルサーマルをやるんだ』ということを打ち出していた」と説明しています。
ということは
(0・3〜0・4)万トン×(16〜18)基<原子炉数>=最少4・8〜最大7・2万トン
です。

※英国では、日本から運ばれたプルトニウムを日本に返すのは危険と捉えて返還に反対している市民団体があるとの報道も昨年ありました。

この記事の本題は、ここまでです。


ちなみに、
以上を踏まえての遠藤さんの結論は、
□大間原発を早く動かす
□軽水炉でプルサーマルの原発(伊方・美浜など)を活用(再稼働)する
□「もんじゅ」ではない高速炉の建設・稼働を目指す
というとんでもないものです。

(了)




posted by びとう さとし at 01:08| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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