2012年06月24日

【次の再稼働はどこだ?】懸念の泊原発で北海道新聞が「機能を果たせ道議会」と気合の社説






17日付け日本経済新聞が、大飯原発の次となる「第2の再稼働原発はどこか」を探る記事を載せています。
原子力安全・保安院が、3つの原発についてストレステスト(耐性調査)結果の審査を<8月までに終える方針を固めた。>と伝えています。
3原発は、北海道電力泊原発1、2号機(とまり、北海道)・九州電力川内原発1、2号機(せんだい、鹿児島県)・北陸電力志賀原発2号機(しか、石川県)。すでに審査済みの四国電力伊方原発(いかた、愛媛県)とともに有力候補。

北海道新聞が22日付け社説「定例道議会 『泊』論じる責務がある」と論じています。

道新の社説は、北海道の高橋はるみ知事の<「泊原発は泊原発なりの判断をしていくし、議論に入る段階にすらない」>との発言を紹介している。
この発言では、高橋知事が何を言いたいのか、何を考えているのかわからない。野田首相並みのひどさ。


道新は、知事の発言に論評を直接は加えずに、脱原発をめざす北海道の「省エネルギー・新エネルギー促進条例」の存在を挙げ、<道民の意向を踏まえて主体的に判断する必要がある。>と北海道の高橋知事に求めている。

社説は、19日から始まった第2回定例道議会での、泊原発1、2機の再稼働問題を議論の深まりを求めている。
<知事と道議会は、道民の代表として再稼働の是非を徹底的に講じる責務がある>と道新は当たり前のことを求めている。
「当たり前」のことだけど、国会同様に機能不全にある「学芸会道議会」からの改善がままならないから、道新の指摘は大切な指摘と言える。

北海道民の声を代弁している、とても賛同できる社説だ。
<泊が(政府が進めようとしている)「暫定的な安全基準」で再稼働になる可能性は否定できない。>
<いいかげんなやり方は、もちろん、認められない。>
道議会の尻を叩いている。道新は、具体的に「自由討議」を提案している。(そもそも自由討議は、議会の基本のはず)

社説は言外に、北海道の将来を大局的に見すえたエネルギー政策全般についての議論も北海道議会と知事に求めているだろう。

大飯原発もある福井県の若狭湾は、活断層の「宝庫」。浦底断層の存在を過小評価して再稼働して、いったん過酷な事故が起これば福島県に続く「棄民」が始まる。二の舞いだ。

泊原発を抱える北海道にとっても、他人事ではない。泊原発にも160キロメートルにおよぶ活断層の存在を東洋大学の渡辺満久教授らが指摘している。
第3者による安全審査が実施されるのは、当然。利害関係者による判断が信頼性を持たないのは北海道電力自身が知っている。

かりに、原発を動かす(再稼働)のなら、老朽化(高経年化)していないこと、活断層などが原子炉真下や付近にないこと、マークT型でないこと、「被害地元」を含む住民の同意を得ていること――など最低限の安全基準を満たせないと認められない。

背の低い人向けのシークレットブーツ(上げ底靴)というのがある(あった)。身長を高く見せる秘密兵器。道産子の大御所演歌歌手がご愛用だという小ネタがある。
かりに身長が150センチとして、10センチのシークレットブーツなら「まっいっかあ」と見て見ぬふりをするだろうけど、50センチも上げ底して「身長2メートルです」と言われたら、国民はどう思うだろうか。

免震棟がないなどあまたの下駄履かせすぎの「安全基準」とは、結局そういうことだ。

野田佳彦首相は、そういう論理にさえならない、嘘八百のデタラメを国民についても、愚かな国民はわからないと思っているのか。厚顔無恥。国民を舐めるな。
松下政経塾では、そう教えているのだろうか。
三菱電機・日立製作所・東芝の不買運動に続き、パナソニックの不買運動も始めた方がいいのか。

この北の大地に生まれ育った者のひとりとして、泊原発の安易な再稼働には断固反対する。
20年ぶりくらいで、脱原発のデモに参加しようかなと思い始めている。

(了)



posted by びとう さとし at 01:21| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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