2012年06月22日

寄付者・関係者への謝意と 「たかさき架け橋基金」報告書が立派すぎる件




「たかさき架け橋基金」から報告書が届きました。
基金は、震災(2011年3月11日)直後に入学した学生が卒業(予定)する2015年3月までの支援活動を目指しているようです。期間限定なのは初めて知った。
説明が前後しますが、基金の目的は、<東日本大震災により被災した高崎経済大学(注※)の学生が、学生生活を続けられる環境を確保すること>で、同大の教員有志ブリッジプロジェクト(Bridges Project)の皆さんが事務局を立ち上げてくれました。


報告によると、同基金を受給する奨学生は、初年度(2011年度)48人でした。
学生の出身県別では、宮城県18人・福島県13人・茨城県8人・岩手県7人・栃木2人。

寄付金収入は、1764万1785円(17,641,785円)。その他の収入を含む総収入は、1765万8538円(17,658,538円)でした。
そのうちの638万5000円(6,385,000円)を奨学金に回しています。総支出(奨学金給付額+郵送費など諸経費)は830万4753円(8,304,753円)で、翌年度(2012年度)への繰越金が935万3785円(9,353,785円)あります。

初年度の支出に占める奨学金の割合は、76・9%<76.9%>でした(奨学金給付総額/総支出額)。

寄付をいただいた皆さんとブリッジプロジェクト関係者の皆さんに、OBのひとりとして、おん礼申し上げます。ありがとうございました。

まだ【準備中】(6月21日現在)ですが、年次報告書は以下のサイトで、ダウンロードできます。
紙版の報告書には4人の学生の「奨学生報告」が掲載されています。
震災体験の記録としても貴重な文章になっています。学生が震災から学んだこと・思考したことなどが真摯な姿勢で書かれていて教えられます。

◆参考サイト
「たかさき架け橋基金」のホームページ
http://kakehashi-tcue.org/index.html

※【報告書】赤字:紙版16ページの<第2種:前期>の給付期間 「2011年10月分〜」とあるのは、「2011年4月分〜」では?



ただ気になったのは、報告書(「たかさき架け橋基金 年次報告書2011」)が立派すぎること。
豪華な報告書でなければ、学生への奨学金を増やすことは簡単にできそうだなと残念に感じました。

そもそも冊子にする必要はない。カラー印刷の必要もない。コピー用紙に単色印刷で十分。

ちらっと具体的にいえば、「第2種:後期」の給付学生は5人で、給付額は月額5000円(5千円)となっている。「第2種:前期」は、給付額は月額1万円(給付学生数19人)だったから、前期に比べて後期は月額5千円減額している。

報告書には<本学におきましても被災した学生が80名強在学しており、>との記述がある。
奨学金を必要とする学生すべてに、奨学金給付という形で応えることができたのかどうか―も関心が高いと思う。
奨学金の応募状況と給付可否についても、報告書に記述がほしかった。

できれば多くの学生に、できるだけ多くの金額を―と思う。
4年の期間限定とはいえ、複数年度の会計だから、途中で「弾切れ」しない注意も必要な運営・予算配分の難しさもあるでしょうが。


注※ 北関東に位置する群馬県の高崎市所在の公立大学法人です。高崎市立。「高崎経済大学」が正しい名称です。「市立高崎経済大学」「高崎市立大学」などは誤った表記です。

(了)



posted by びとう さとし at 01:35| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 平和・安全保障・危機管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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