2012年06月02日

損害保険会社が引き受けない原発事案を「私の責任で判断する」と野田首相 まだ頑張って関西連合




野田佳彦首相、枝野幸男経産相、藤村修官房長官、細野豪志環境相・原発担当相ら「再稼働4人組」は30日に「関係閣僚会議」を開き、6月初めに関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決定する見通しとなった。この場合の「決定」は再稼働を認めるとほぼ同じ意味。

今後のわが国のエネルギー政策の根幹にかかわる重要な決定を、国民は「4人組」にまかせた覚えはない。そもそも4人組の「関係閣僚会議」に法的根拠はない。

6月初めに決断するとの情報をとりあえず出しておいて、世論の情勢を見るのか、それとも国民を甘く見てこのまま6月初めに再稼働を認めるのか。
それでは、首相就任時の「脱原発依存」発言は、鳩山元首相の「最低でも県外」並みの国民への裏切りといえる。
沖縄の米軍基地問題も大きく重要な問題だが、空間と時間から勘案すると原発の方がより大きく重要な問題なのは自明だ。

野田佳彦さんを首相として国民は選んだわけではない。
地元の駅前での演説は出来ても、エネルギー政策に限らず政治全般の課題について国民に対して説明を何一つできない人間に、日本の未来に重要な事柄を国民が任せると思っているのか。「私の責任で判断する」との発言は思い違いも甚だしい。

損害保険会社が原発事故の被害金額には対応できないと【経済合理的】に計算し保険引き受けを「不可」と判断している。
少なくとも経済的には責任を持てないと言っているのと同じこと。崩壊している。それを「私の責任で」と発言する野田さんは、あまりに無責任だ。

金銭的な補償もできないのに、金額では評価ができない野山や海川を戻せない。ヒトの命や、地域社会はどうなるのか。動植物・菌類の命は。
「除染」で回復できるのは限定的だ。


福井県や関西圏を中心に国民が連帯して、再稼働の前に「3・11」以前のゆるい安全基準を厳しいものにして、その上で中立的な組織・機関による評価が必要だ。トウシロウの「閣僚会議」でも、電力業界から献金を受けている「専門家」「有識者」でもだめだ。
法的な根拠のある中立的な立場で判断ができる既成組織が必要。日本の中央政府の原子力ムラに支配されることがない対策も必要、「職員の半分は外国人にする」というのも一策だ。

斑目春樹さんや近藤駿介さんがトップのような組織では、国民の信頼はみじんも得られない。無論、核エネルギーの素人の野田さんの判断にゆだねることに賛成の国民はほとんどいないのではないか。
なんだかんだ言っても日本は教育水準の高い社会であって、根拠もなく口から出まかせをいう野田佳彦さんのような政治指導者を盲信することはない。


逆算しただけの超短期の工程表(ロードマップ)だ。
電力の暦では、7月2日に需要が多くなる盛夏が始まる。
来週の月曜日は6月4日、平日は8日まで。このところは土、日に情勢が動くこともあるので、10日(日曜日)までに
大飯原発3、4号機を2つ同時には検査しないため、1基ずつ検査する。
再稼働がフル回転(定格出力)するには6週間かかる見通し。

市民という主体(セクター)よりも、財界という主体が強いのか。

超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」の奮闘に期待したい。
「脱原発をめざす首長会議」にも頑張ってほしい。
「バックエンド問題研究会」「原発ロードマップの会」などからも、中身のある発言があっていいと思うのだが。

(了)



posted by びとう さとし at 01:37| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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