2012年05月13日

超党派議員の「原発ゼロの会」が国会にエネルギー調査会設置を! 資源エネ調査会の三村新日鉄会長の運営のひどさも指摘 ベタ記事でも報じてほしい原発ゼロの会




超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は5月8日、原子力官僚・原子力ムラよりの非民主的な運営が続いている、経済産業相の諮問機関「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」の運営改善を経産副大臣の牧野聖理さんに求めた。

数行のベタ記事でも報じてほしいニュースですが、「時事通信」と「しんぶん赤旗」くらいしか報じているのを確認できません。共同通信は配信していないのかな。
朝日新聞(5月6日付け)は、「2030年モデル」を数字こそ紙面を割いて報じていますが、委員会の運営のひどさについては、知っているはずだが報じていない。

「原発ゼロの会」が牧野副大臣に手渡した、提言「経済産業省『総合資源エネルギー調査会基本問題委員会』の運営等に関する問題点について」は、同基本問題委員会が<公平公正かつ透明性の高い委員会運営>になっていないと指摘している。<国民が求める透明性の高いエネルギー政策の確立のため>に、国会の場にエネルギー調査会の設置を呼び掛けている。
当たり前のことでもあるが、政府による情報提供や公開討論も要請しています。

「原発ゼロの会」の提言は、3項目に分かれています。
抜き書きすると、
1 委員長および事務局の公平公正な審議について
2 マクロ経済分析モデルの有効性への疑問について
3 国会による総合資源エネルギー調査への協力について

「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」の委員長は、三村明夫さんです。新日鉄の会長です。
最初の委員会がある前に、すでに三村さんの委員会就任が決まっていました。事務局の経済産業省の資源エネルギー庁総合政策課が決めたんでしょう。
これまでの「審議会政治」のままに、配布資料には「(委員長)三村明夫さん」とありました。民主的な会合ならば、初回の席上に「互選」で決めるのが普通ですが、原子力ムラ路線を堅持しつつ、万一の不買運動に備えてか、新日鉄という直接消費者と取引のない大手企業役員を選ぶ。

三村委員長は、25人いる委員の3分の1にあたる<8名の委員が連名で提出した意見書を無視し、審議を強引に進めているという指摘がある>と提言は述べています。
さらに<一方で、1名の委員による、原子力依存度の高い提案に関しては、><あらかじめ意図している結果を導くための形骸化した議論との批判>を受けているとも指摘しています。
<1名の委員>とは、【山地憲治委員】を指していると思われます。

でたらめな委員会の運営は、すでにビデオニュースドットコムや衆議院の河野太郎議員らが指摘しています。
委員長を初会合の前に決めていることからしても、「出来レースだ」と思っている国民も少なくないと思います。ただ、「でたらめなことは、でたらめ」と指摘して、改善を求めていかないことには、原子力エネルギー依存で経済的に潤う原子力ムラの構図は、変わりません。


2と3の項目については、逢坂誠二議員のブログからコピー&ペースト(複写)させてもらいましたので、そちらをご覧ください。
(いくつかおかしな個所もありますが、そのままにしてあります)


時事通信にはコメントは載っていないので、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」から紹介します。
<共産党の笠井亮衆院議員は「原発の稼働がゼロになり、再稼働にも国民の多数が反対するなか、エネルギー基本計画は、福島の事故が何をもたらした のか被害と損害に正面から向き合って根本から考え直さないといけない」、><民主党の逢坂誠二衆院議員は「3・11以降の国民の肌感覚として、いまの(経済的な)数字だけの議論で受け入れられるのか」>と発言しています。
<牧野副大臣は「真摯(しんし)に受け止め、枝野大臣に伝える」と答えました。>

時事通信は、<枝野幸男経産相は同日(注:8日)の記者会見で「経産相が直接言うと、意見をうかがう機関としての存在意義と矛盾する」と述べ、自主的判断に任せる意向を示した。>と伝えています。
相変わらずの枝野タヌキさんです。


◆参考サイト
「逢坂(おおさか)誠二(さん)ブログ」(2012年5月9日)
http://www.ohsaka.jp/blog/

過去ログ「なくはない【100万回線殺到】総合資源エネルギー調査会のネット中継 傍聴申込〆はあす29日」(2012年09月28日)
http://satoshi531mt.seesaa.net/article/227880116.html
↑総合資源エネルギー調査会基本問題委員会の委員名簿あり


■引用はじめ■
1)提言
超党派議員で組織する「原発ゼロの会」として、
昨日、牧野聖修経済産業副大臣と面談し提言を渡している。

(中略)
手交した文書内容は次のとおり。

====

2012年5月8日

経済産業大臣 枝 野 幸 男 様

経済産業省「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」の運営等に関する問題 点について(提言)


原発ゼロの会

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会は、現行のエネルギー 基本計画を「ゼロベースで見直し」、「原発への依存度低減のシナリオを具体化 する」としている。去る5月5日をもって国内ので稼働する原子力発電所原発がゼ ロとなりなったこともうけて、エネルギー政策の見直しにはますます大きな注目 が集まっている。、原発再稼働問題と併せてエネルギー政策の見直しに注目が集 まっています。同委員会は、は、このように国民の関心の高いテーマを議論する 重要な委員会であり、公平公正かつ透明性の高い委員会運営が求められている が、必ずしもそうはなっていない。そこで、本会では以下の点について改善を要 求する。同時に本会は、国民が求める透明性の高いエネルギー政策の確立のため に、国会エネルギー調査会の設置を呼びかけ、政府による情報提供や公開での討 論への参加を要請する。



1.
委員長および事務局の公平公正な審議について

(1)
基本問題委員会の三村明夫委員長は、25名の委員のうち8名の委員が連名で提 出した意見書を無視し、審議を強引に進めているという指摘がある。

(2)
一方で、1名の委員による、原子力依存度の高い提案に関しては、他の多くの委 員から異論が出たにも関わらず、委員長および事務局が採択して強引に進め、あ らかじめ意図している結果を導くための形骸化した議論との批判がある。

(3)
そこで、委員長および事務局による強引かつ恣意的とも受け取られかねない委員 会運営を改め、公平公正な審議を進めるべきと考える。

2.
マクロ経済分析モデルの有効性への疑問について

(1)
委員長と事務局長の主導により、2030年段階で原子力依存度0%、20%、 25%、35%という4つのシナリオを想定してマクロ経済分析を進めようとし ている。福島第一原発事故の賠償や廃炉等にかかる金額が算定できない現状で は、原子力発電の真のコストは把握できない。まず賠償や廃炉も含めたコストを 算定すべきである。原発の正確なコストがわかっていない現段階で、将来のマク ロ経済予測を行うことは意味がない。

(2)
原発依存度20%以上のシナリオは、原発の現状維持あるいは増設なくしては実 現困難である。本委員会の前提である「原子力発電への依存度のできる限りの低 減」を踏まえるならば、原発依存度20%、25%、35%の3つのシナリオは 想定すべきではない。どうしてもマクロ経済分析が必要ならば、政府の?省エ ネ、?再生可能エネルギー、?LNG等の化石燃料のクリーン使用、?原子力発電 の優先順位に基づいて、省エネによる効率化20%、25%、再生可能エネル ギーの導入率25%、30%、40%、50%等のシミュレーションで分析すべ きである。

(3)
シナリオでは、省エネによる効率化10%を前提としている。10%の効率化は 通常の技術革新だけでも実現可能なあまりにも低い目標値である。省エネ政策を 積極的に進めるという前提に立つならば、省エネによる効率化は20〜25%を 前提とするなど、可能な限り高いレベルに設定すべきである。省エネの効率化を 低く見積もることにより、結果的に原発依存度が高くなるおそれがある。まず、 省エネに係る前提条件を変更すべきである。

(4)
福島第一原発事故を受けて、これまでの原子力発電コストの算定方式と説明に誤 りがあったことが明確になった今、再び原発を正当化するための不適切な経済分 析を行うべきではない。有効性に疑問のある経済分析モデルは、結果的に国民の 判断を誤らせることとなり、有害である。

3.
国会による総合資源エネルギー調査への協力について

(1)
政府(経済産業省)の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会と並行して、国 会でも同様の議論を行う場を設けるべきである。行政と立法のそれぞれの立場で エネルギー政策の今後のあり方を総合的に議論することは、バランスのとれた政 策形成に資する。

(2)
衆参における正式な委員会の設置が困難であれば、正式な委員会という形でなく とも、衆参・与野党の国会議員や有識者による開かれた議論の場を設けることが 有意義であると考える。そのため、私ども原発ゼロの会が呼びかけて自主的に「国会 総合資源エネルギー調査会(国会エネ調)準備会」を開催し、インターネット中 継等を通じて国民に見える形で公平公正な議論をスタートしたところである。

(3)
ついては、「国会 総合資源エネルギー調査会(国会エネ調)」に対して、情報 提供等による協力を要請する。


以上
■引用おわり■

(了)



posted by びとう さとし at 02:08| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。