2011年05月01日

【記録用】放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大学の山下俊一さん



 東日本大震災 (2011年3月25日更新)

長崎新聞


インタビュー/長崎大医歯薬学総合研究科・山下俊一教授
“正しい怖がり方”をすべきだと話す山下教授=長崎大
“正しい怖がり方”をすべきだと話す山下教授=長崎大

"正しい怖がり方"を 放射性物質、九州に影響ない

 東日本大震災で発生した東京電力福島第1原発事故で「放射線健康リスク管理アドバイザー」として18日から22日まで福島県内で活動した長崎大医歯薬学総合研究科の山下俊一教授に24日、今後の事態の見通しについて語ってもらった。(聞き手は報道部・永野孝)

 −国が23日公表した放射性物質の飛散状況の試算によると、原発から北西方面と南方面に(政府が屋内退避を指示している)30キロを越えたところまで届いている。

 複数箇所から放出され、放出量が不明な上、拡散は風向きや地形などによるため、このような結果になった。予想していたが、恐るべきこと。子どもや妊婦を中心に避難させるべきだ。ただし理論値であり、誤差を検証しなければならない。

 −放射性物質は九州まで飛んでくるのか。

 高度によるが、飛んでも関東平野まで。チェルノブイリと違って日本は乾燥していないので、あまり遠くまでは飛ばない。心配はない。

 −事態はどう収束していくだろうか。

 まずは原発からの放射性物質の飛散を止めること。封じ込めが終わらないと見通しが立たない。その後は放射性物質の半減期や雨など気象条件による。

 −ヨウ素安定剤の効果は。

 甲状腺に放射性ヨウ素がたまらないよう、被ばくすると分かったら飲むもの。ヨウ素は取りすぎると、体がだるくなったり便秘になるなど副作用がある。日本人はヨウ素が含まれる海藻を食べる習慣があるので、過剰に摂取する必要はない。

 −一般人はどう対応したらよいか。

 放射線は測定できるから数値を信用し、解釈するという"正しい怖がり方"をすべきだ。何を信用したらよいのか分からず怖がるから、買い占めなどパニックになる。

 −被爆地長崎が手伝えることは。

 長崎から来たというだけで歓迎され、現地の人たちは安心する。長崎のノウハウを生かしたい。



(文おわります・了)


posted by びとう さとし at 16:06| 北海道 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 脱原発・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
山下俊一氏による講演(5月3日・二本松市)【後半/質疑】
http://www.youtube.com/watch?v=ZlypvPRl6AY
山下の意味不明回答が目立つ
Posted by 越後屋 at 2011年05月04日 13:50
越後屋さん、コメントありがとうございます。(*^_^*)

山下俊一さんの講演が、YouTubeに載っているですね。
教えていただきありがとうございます。早速、見てみますね。

話は変わって、けさというかまだ夜中ですが、変な夢を見てから寝つけず、起きました。
3月11日の震災があってから、初めて自身の夢を見ました。
被災者のみなさんのことを考えたら、のんべんだらりとしている自分を思います。
Posted by びとう さとし at 2011年05月07日 02:41
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