2010年12月26日

「21世紀枠」選出が濃厚な遠軽 強敵は佐渡 春の高校野球

来春の第83回選抜高校野球大会(センバツ)の21世紀枠の9地区候補が12月15日に発表されました。出場校を決める選考委員会は1月28日に開かれます。

ついに遠軽高校が、21世紀枠候補に選ばれました。(*^_^*)
成り行きに任せるしかありませんが、甲子園出場へ向けこれからが正念場。

結論から言うと、遠軽高校はかなり有力で、甲子園出場の可能性は高いと思われます。(ふたを開けてみるまで分かりませんが)

21世紀枠は、(参議院の選挙制度改革案と同じく)全国を9地区に分けています。各地区1校計9校のうち3校が21世紀枠として選ばれ、選抜大会に出場します。
(第83回選抜高校野球大会は2011年3月23日開幕予定です。出場校は32校。うち21世紀枠3校、明治神宮大会枠1校です)

遠軽高校以外の候補校は次の8校です。
▽大館鳳鳴(東北=秋田)▽大田原(関東・東京=栃木)▽佐渡(北信越=新潟)▽松阪(東海=三重)▽守山(近畿=滋賀)▽総合技術(中国=広島)▽城南(四国=徳島)▽西都商(九州=宮崎)

まず9つの候補校を東5校、西4校に分け、それぞれ1校選びます。残った7校から、さらに1校を選びます。
「東」に属する遠軽の対抗馬は、大館鳳鳴・大田原・佐渡・松阪の4校。

映画「ローマの休日」のアン王女風に言うと、「どのチームもそれぞれにすばらしい」のですが、強いて言うと「遠軽です!」となります。

遠軽が有力と言えるのは、まず学校所在地が町にあること。ほかの4校は「市」に学校があります。学校所在地で野球をするわけではありませんが、過疎地や郡部にある学校は他校との練習試合をするのも大変なわけで、それを乗り越えての活躍は、評価が高くなると思われます。

北海道地区からの「21世紀枠」選出は、2002年の鵡川(むかわ)高校からとだえている点も、遠軽には有利に働きます。21世紀枠は10年の歴史しかないものの、北海道はまだ1度だけの選出(9地区で最少)にとどまり、加えて全国9地区の中で一番長く出場から遠ざかっています(廃止になった「希望枠」で2003年に旭川実業の出場あり)。
直近5年を見ると東日本5地区のうち、北海道以外の4地区はいずれも1度は選ばれています。北海道は他4地区よりハードルが低く、選ばれやすい。

逆に、関東・東京地区の大田原は、地域のバランスからいうと不利です。というのは、秋の神宮大会で優勝したのが東京地区の日大三高だからです。神宮枠で、関東・東京地区は「1」増となる。神宮枠も21世紀枠もとなると、抑制が働くはず。よっぽど抜きんでた優位性を示せないと、大田原は厳しいと思います。
東北地区は、過去10大会で5回の選出。9地区で最多の選出で、今回選ばれると3年連続となります。

また大館鳳鳴・大田原・松阪の3校は、学校創立100年を超える伝統校で、大館鳳鳴と大田原の両校野球部は創部から100年を超える歴史を誇ります。かつ3校ともいわゆる進学校。逆に言うと、3校は勢力が拮抗していて「3すくみ」になるように思う。お互いの特長・長所を打ち消しあう働きをします。

強敵なのは、佐渡高校だと思います。遠軽町と同じように「小泉合併」しました。旧両津市など佐渡島全体が1つの自治体となり佐渡市となりました。とはいえ、なんせ島です。訴求度は高い。しかし島からの21世紀枠出場は、すでに2003年の隠岐(おき、中国地区=島根県)があり、「初もの」ではありません。

本命は遠軽。対抗が佐渡。次に、急速に力をつけているような松阪か。
できれば遠軽には、最初の「東」の選考ですんなり選ばれてほしい。


◆「東」5校の横顔◆
【学校名、通称、地区名】
学校創立年◇生徒数◇所在地・人口
野球部創部年◇部員数◇甲子園出場・夏の大会最高戦績

【北海道遠軽高等学校=えんがる、遠高(えんこう)、北海道地区1道】
1940年◇634人◇遠軽町・2万2000人
1947年◇50人◇なし・北北海道大会準優勝(2度)

【秋田県立大館鳳鳴高等学校=おおだてほうめい、鳳鳴、東北地区6県】
1898年◇821人◇大館市・7万8000人
1898年◇76人◇なし・秋田大会準優勝

【栃木県立大田原高等学校=おおたわら、大高(だいこう)、関東・東京地区1都7県】
1902年◇717人◇大田原市7万7000人
1903年◇27人◇なし・栃木大会準優勝

【三重県立松阪高等学校=まつさか、松高(まつこう)、東海地区4県】
1910年◇955人◇松阪市16万8000人
1947年◇66人◇なし・わからず(ここ5年は2回戦までに敗退)

【新潟県立佐渡高等学校=さど、佐高(さこう)、北信越地区5県】
1896年◇633人◇佐渡市6万2000人
1963年◇43人◇なし・新潟大会準優勝

(了)



posted by びとう さとし at 00:11| 北海道 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 阪神タイガース・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもはじめまして!ライバルである松校OGの者です(笑)遠軽といえばかなり寒いところであった記憶があるのですが、冬はどうやって練習してるんでしょう?こちらは年に片手で数えられるほどしか雪が降らないので(ちなみに昨日初積雪1cm未満)普通に練習してますが、豪雪地帯では練習中に雪が積もってしまいそうですね…
私としてはこんな機会でもないと松校が甲子園に出られそうもないので応援したいのですが、創立100周年しかアピールすることが思い浮かびません(^□^;)
何はともあれ来月が楽しみですね
Posted by raspberry at 2010年12月28日 18:29
raspberryさん、コメントありがとうございます。(*^_^*)

遠軽は内陸なので寒いと思います。
冬の北海道では、グラウンドは雪が積もって土の上での練習はできません。
全国制覇した駒大苫小牧のように、雪上のグラウンドで練習を積むチームもあります。なかには室内練習場を持つ学校もあります。

松校にも春が来たらいいですね。
Posted by びとう さとし at 2010年12月29日 00:18
なるほど、そもそも屋外で練習はできないのですね。それは大変そうです+X+
毎年のように苫小牧が出ているのにも納得です;
Posted by raspberry at 2010年12月30日 22:40
raspberryさん、再度のコメントありがとうございます。

「冬来たりなば、春遠からじ」―なのでしょうが、なかなか北国の野球部は大変です。(*^_^*)
Posted by びとう さとし at 2011年01月03日 00:14
お久しぶりです!21世紀枠、残念ながら逃してしまいましたね〜
選出された高校にはぜひ頑張ってほしいです>▼<
Posted by raspberry at 2011年02月03日 11:15
残念ながら、遠軽も松阪も選から漏れてしまいましたね。

両校には、これをさらなる躍進のきっかけにしてほしいと思います。
言いたいことは飲み込んで、選抜された32校の健闘を願います。
Posted by びとう さとし at 2011年02月04日 01:05
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