2009年03月24日

WBCでなく大阪のWTCの話 条例賛成の府議会自民は党議拘束しない

日本と韓国との決勝戦が迫ったWBCではなく、大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、大阪市住之江区)の話です。

大阪府の橋下徹知事は、府庁舎をWTCに移転させたい意向です。自民党大阪府議団(49人)は22日、移転条例案や移転関連予算案に賛成する方針を表明しました。投票をして賛成票が上回った結果です。党議拘束(会派拘束)はしないという条件付きの賛成です。
ただ自民党府議団は一枚岩ではなく、移転反対を主張する自民党議員もいます。
府庁舎移転条例案には、過半数でなく出席議員の3分の2の賛成が必要なため、条例案の可決は否決の見通しのようです。本会議の前に条例案を審議する総務常任委員会では、(単純過半数なので)賛成多数で可決されました。
各メディアが報じています。

どうして過半数ではなく「3分の2」なのかを調べてみると、地方自治法の第4条の条文のためのようです。
地方自治法第4条第1項に「地方公共団体(地方自治体)は、その事務所(大阪府庁舎)の位置を定め又はこれを変更しようとするときは、条例でこれを定めなければならない。」とあります。
さらに第4条第3項に「第1項の条例を制定し又は改廃しようとするときは、当該地方公共団体の議会において出席議員の3分の2以上の者の同意がなければならない。」との条文があります。

民主党府議団(24人)は「自民党の対応が見極められない」(共同通信)として22日午後に予定していた議員団総会の開催を見送りました。
大阪府の民主党は、他人の顔色見ないと、自分の意見も決められないのか…。主体性のない、他力本願な組織とお見受けします。結局、24日午前の議員総会で「自主投票」を決めました。こちらも一枚岩でないようです。大阪府では野党でも、大阪市(平松邦夫市長)では与党の立場。

共産党(10人)と、知事与党の公明党(23人)は移転条例案に反対を表明しています。

ちなみに、橋下さんが知事に就任した昨年2008年2月以降、知事提出議案が否決された今まではありませんでしたから、初めて否決となる模様です。


                    ◇

党議拘束(会派拘束)は、議員の「思考停止」を助長します。

国民・住民のまともな代理人を議会に増やすためにも、党議拘束を排除して、議員個々人が自らの考えによって、議案に対する賛成・反対(あるいは保留)を議員個人の責任として明らかにできるような、環境づくりが必要だと思います。
(「会派拘束せず」に反応したものの、大阪府議会の実態は、建設的な立場からの選択ではなかったでした。><)

(了)



posted by びとう さとし at 01:30| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 地方自治☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
びとうさとしさま

TB有難う御座います。私もこの橋下府知事の府庁舎をWTCに移転する事を願ってましたが、府議会で否決され残念です。確かに橋下知事の説明不足もあったのでしょうが・・もう一つ経済不況も影響したと思います。

この件は意気込みだけでは達成できないと・・時にはじっくり準備して再度時期を待って再チャレンジしたらどうでしょうか?
Posted by 容子の部屋 at 2009年04月02日 16:38
容子の部屋さん、コメントありがとうございます。(*^_^*)

橋下知事には、今後も頑張ってほしいですね。
Posted by びとうさとし at 2009年04月13日 01:18
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